IT業界1年目のあなたへ

システムエンジニアの一年目は試練の年

システムエンジニアとして入社した一年目は、業務の基本知識を身につけ、ビジネスマンとしての仕事の進め方を学んでいく年です。最初の内は、配属された部署がどんな仕事をしているのか、どのように1日の仕事が回っているのか、同じ部署の人達の役割などを見て学ぶだけで精一杯でしょう。

一年目の人が任されることとしては、電話対応や書類の印刷、打ち合わせ場所の確保など、雑用と思われるようなことが多いです。電話対応を任されることで、部署の人の名前やお客様の名前を覚えることができます。その他にも地道な作業はありますが、こういった一つ一つのことを正確にこなしていくことが周りからの信頼を得るきっかけになって、大きな仕事を任せてもらえるようになります。

一年目社員が任される大きな仕事の一つは、議事録の作成です。社内打ち合わせやお客様との打ち合わせで行われた議論をまとめて文章にします。打ち合わせ中にはまだまだ分からない業務用語が飛び出してくるかもしれません。そういう時は、打ち合わせが終わってすぐに先輩社員に聞いたり、自分で資料を調べたりして解決します。この積み重ねで自分の担当するシステムの仕様やお客様が言っていることの内容が理解できるようになって、打ち合わせや資料に書かれていることが分かってきます。そうすると、自分で資料を作成するときに何を言ったら良いのか、どう伝えたら良いのかがつかめてきて、業務のこなしかたが身についていきます。